アルバイトとパートの違いは?

正社員と比べてフレキシブルな働き方ができるアルバイトは、幅広い年齢層で構成されている。一番若い年齢では15歳(その年の4月以降)から対象になり、高齢の方では60代になっても精力的に仕事をこなす特徴を持つ。プログラミングやデザインなど専門的な知識を求められない企業であれば無資格で働くことができる。パートについても同様のことが言えるが、どちらも企業内では正社員のサポート役としての位置付けが多い。また、一週間の労働時間が35時間に達すると有給休暇が取得ができる。待遇面については、社会保険の加入などある程度の保障はあるがボーナスや昇進が見込めない。
アルバイトとパートの違いについて、パートは世間一般の認識では家事や子育てなどと並行しながら働く女性と見られる。パートは英語に置き換えると「Part timer」となり、一部の時間、つまり企業において正社員ではカバーしきれない部分をサポートする役割りを担う。一日の労働時間で言えば正社員と同じように8時間労働でも週に3、4回の勤務になる。仕事の量は正社員に満たないが、正社員だけでは捌ききれない仕事を任されるポジションだ。
一方、アルバイトは学業や副業などを並行して行う方を指すことが多い。1日の中で例えるなら、早朝や夜勤などパートよりも限定的な時間帯に働く方が多い特徴を持つ。
以上から、パートは家庭も企業も支えながら働き、アルバイトはいくつものレールの上を走れる可能性を持ちながら、スポットとなる時間帯に働く労働スタイルを指すと言える。